【学生向け】就活の心構え。「生き方」から「働き方」を考える。
就活の軸の決め方は、まず「理想の生き方」から考える
みなさんはどのように就職先を決めていきますか?
就活において、企業選びの軸が重要だと言われます。どんな企業に勤めるべきか、社会人としてのファーストキャリアはとても重要になるため、就活の軸を明確にしていくことが必要となります。
希望業界、職種、勤務地、給与、待遇、福利厚生・・・。
しかし、ここで少し冷静になって考えてみて下さい。
目先の働き方から、その後の人生を考えていませんか?
仕事やキャリアアップは、自分の理想の人生をつくるための手段であり、プロセスだと思います。
「私は〇〇学部を出たから、この業界でなければいけない」
「大学まで行ったから、とにかく正社員になるべきだ」
このように、自分の今までの人生から、何となく人生の方向性を決めていませんか?
こんな固定概念にとらわれたり、家族、友人のアドバイスも受けるかもしれませんが、自分の人生をつくるのは自分自身です。
そのような声を参考にはしながらも、決めるのは自分だということを忘れてはなりません。
就活という絶好のタイミングだからこそ、深呼吸して、自分の理想の生き方を考えてみましょう。
その生き方の実現のために、最短・最速・確実と考える働き方を逆算して考えてみるべきではないでしょうか。
ここで、我々が考える就活の軸の決め方のステップをご紹介します。
ぜひ参考にしてみて下さい。
【就活の軸の決め方】
①将来の理想の生き方を考える
②その実現のために必要で、最短で最速・確実と思われる働き方を考える
③将来から逆算して、年齢ごとの働き方を考える
④就職先に求める希望条件と、自分が勤めることのメリットを考える
⑤上記のことをエントリーシート、応募書類、面接に表現する
ありのままで、就活していい。しかし、「就活ストライクゾーン」も重要。
「選考」という言葉のイメージで、企業が学生を「選ぶ」というスタンスになっていますが、あくまで立場はフェアだと思います。
お互いにとって、雇うことと、勤めることのメリットが一致するかどうかのマッチングではないでしょうか。
そのメリットをお互いに確認し合う作業が就職活動であり、採用活動です。
その提案できるメリットとして、下記のような項目が挙げられます。
- 労働時間、勤務時間
- 報酬、待遇
- 勤務地
- 資格
- 学歴
つまり、どうしても入社したい企業があれば、自分の「就活ストライクゾーン」を考えるべきです。
野球に例えているストライクゾーンという考え方ですが、当然、打率を上げるためには、より打席に立つこと、ヒットにできる範囲を広げること、バットのスイングスピードを上げることなどが挙げられます。
その中でも、よりヒットを打つ可能性を高めるため、どんな球にも対応できるストライクゾーンの広さが必要だということです。
狙いを絞って、「IT企業で、開発職で、年間休日120日以上で、残業なくて!初任給30万円以上で、転勤がなくて・・・」などとすればするほど、対象となる企業数は減り、打率は下がるでしょう。
しかし、自分のスキルや能力に自信があったり、「狙いを絞って内定が出なければそれも人生だ」のような考え方の人はピンとこない考え方かもしれません。
あくまで、ここで伝えたいことは、企業には「採用枠」や「採用基準」があり、他の就活ライバルと比較された時に選ばれるのは、よりストライクゾーンが広い方だということです。
企業側の目線でいえば、能力が高くてこだわりや要望が強い人よりは、能力が低くても、「とにかくがむしゃらに、何でもやってみます!」タイプの方が求められることは多いのが実情です。
ありのままの就活をしながらも、就活の勝率を上げるためには、この「就活ストライクゾーン」という考え方も参考にして頂ければと思います。
企業も学生も、お互いに自らの強みや弱みを分析し、ありのままの姿で就活、採用していきましょう。